俺様王子と2℃の恋
6
王宮さんから流れてくる冷たい液体。
それは飲まなければ口の端からどんどん垂れていってしまうし、離そうにも顔を手で固定されてしまっているから動けない。
「ふ……ん、ん〜!?」
「……」
何を言っても、どう足掻いても離してくれない彼。なすすべなく、私は口の中に入ってきたものを飲む。
「ん、んっ」
少し生ぬるくなっていたそれは、まるで鉛のように重く下がって行った。
「……ックン!」
「はぁ……」
「はぁ、はぁ、はぁっ」
窒息状態みたいなものだったから、ほぼ肩で息をする。胸に手を当てると、あり得ない位に動いていた。
反対に王宮さんを見れば、少し息が乱れている程度で……
「はぁ、はぁ…………ぇ」
そんな彼を見て、何が起こったかを思い出すには少し時間がかかった。
それは飲まなければ口の端からどんどん垂れていってしまうし、離そうにも顔を手で固定されてしまっているから動けない。
「ふ……ん、ん〜!?」
「……」
何を言っても、どう足掻いても離してくれない彼。なすすべなく、私は口の中に入ってきたものを飲む。
「ん、んっ」
少し生ぬるくなっていたそれは、まるで鉛のように重く下がって行った。
「……ックン!」
「はぁ……」
「はぁ、はぁ、はぁっ」
窒息状態みたいなものだったから、ほぼ肩で息をする。胸に手を当てると、あり得ない位に動いていた。
反対に王宮さんを見れば、少し息が乱れている程度で……
「はぁ、はぁ…………ぇ」
そんな彼を見て、何が起こったかを思い出すには少し時間がかかった。