俺様王子と2℃の恋
3
「ちょっとお手洗い行ってくるね、時音は?」
「あ、私携帯見てるよ。いってらっしゃい」
「はーい」
一人ならついでにゆっくりしていこう、王宮さんのことも考えたいし……
「時音、ちょっと遅くなるかもしれないけど心配しないでね?」
「うん。あ、次自習だって。ホラ、黒板に書いてある」
「あらら……まあほどほどに帰ってくるよ」
「わかったー」
短い挨拶を終え、携帯一つ持って廊下に出る。昼休みの今は人通りが多く、廊下で一人静かに佇むこともできそうにない。
「(仕方ない、体育館の裏にでも行こうかな)」
そうして一人、静かになれるところを目指したのだった。
「あ、私携帯見てるよ。いってらっしゃい」
「はーい」
一人ならついでにゆっくりしていこう、王宮さんのことも考えたいし……
「時音、ちょっと遅くなるかもしれないけど心配しないでね?」
「うん。あ、次自習だって。ホラ、黒板に書いてある」
「あらら……まあほどほどに帰ってくるよ」
「わかったー」
短い挨拶を終え、携帯一つ持って廊下に出る。昼休みの今は人通りが多く、廊下で一人静かに佇むこともできそうにない。
「(仕方ない、体育館の裏にでも行こうかな)」
そうして一人、静かになれるところを目指したのだった。