俺様王子と2℃の恋
- another -

「そもそも、近いうちに話し合いでもさせようとか思ったり思わなかったり……してたんだ」

「……王宮さんも友達と同じこと言うんですね」

「……」

 友達と言うのはやっぱり新入生代表のあの人だろう。早くも二人の話の席を設けようと暗躍していたのか。

「友達のことはしらねーよ。けど、あのままはどっちにとっても良くねぇだろ」

「……」

「だから、言えよ」
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