俺様王子と2℃の恋
「ちょ、バスバス!」

「うるせー気にすんな!」

 前を行く彼の上には、眩しい位のお日様が出ている。私たちのバカな行動を見て笑われているようにも見えたので、どこか恥ずかしくなる。

「もう、どこ行くんですか!」

「お前は! ちょっと店で二人ゆっくりするっていう発想はねーのか!?」

「へ!?」

「デートだよ!!」
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