俺様王子と2℃の恋
3
「彩花ちゃん、私委員会あるけど……」
「うん、私も寄るところあるからすぐ帰るよ」
「の前に、今日の課題をちゃんと提出して帰ってね?」
「分かってるよ」
「じゃーね!」
時音は美化委員で、週に何度か集まっては花壇の手入れをする。私もたまに手伝うのだけど……今日の課題提出をすっかり忘れてて、今から職員室に向かう。
「えーっと、数学ノート数学ノート」
鞄の中を探していると、暗闇がフイに明るくなる。見ると携帯の画面が、お知らせを表示していた。
「……あったあった」
おかげで数学ノートが発見しやすくなった。しっかりと手に持って、教室を後にする。
お知らせの内容は、見ないまま――
「うん、私も寄るところあるからすぐ帰るよ」
「の前に、今日の課題をちゃんと提出して帰ってね?」
「分かってるよ」
「じゃーね!」
時音は美化委員で、週に何度か集まっては花壇の手入れをする。私もたまに手伝うのだけど……今日の課題提出をすっかり忘れてて、今から職員室に向かう。
「えーっと、数学ノート数学ノート」
鞄の中を探していると、暗闇がフイに明るくなる。見ると携帯の画面が、お知らせを表示していた。
「……あったあった」
おかげで数学ノートが発見しやすくなった。しっかりと手に持って、教室を後にする。
お知らせの内容は、見ないまま――