俺様王子と2℃の恋
「我慢してれば良かったんだけど……ほら、まだ中学生じゃん? そんなに心が広くなくてさ、無理だった」

「うーん、そう言えばそんな話だったね。ショック過ぎて記憶から抜けてたや」

「おい学年一位……」

「偶然だってば」

「おい主席!」

「偶然だってばぁ!」

 フゥと時音が一息ついて隣に座る。何だか収集のつかない話になったけど、私が言いたいことは一つだけ。
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