狼王子とお姫様
それから王子について愛ちゃんと話していると・・



『これで、第○回入学式を終ります』



やっと終ったー!



『新入生は教室に移動してください』



「えー帰れないの?」



―――――・・・「そんなに俺と一緒にいたいの?」



ビクッ・・・



「お、王子!」



声のした方を振り返ると・・悠くんがいた。



「じゃあ、またあとで」ニコ




さっきの愛ちゃんに聞かれたかな?




「あーいいな!王子と一緒に暮らせるなんて・・」



「そんなことな・・・」



「性格もいいしさー」



またあたしの言葉はさえぎられた




「むー・・・」




「あら?どうしたの、友里」



「なんでもないもん」



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