狼王子とお姫様
ドタッ・・・



『やっぱり;』



「ふぇー・・・」




『大丈夫か?』



悠くんはそう言って、手を差し出した。



あ、そうだ!
あたし、いいこと考えちゃったもんねー♪







「ありがとっ」ニヤ







あたしは悠くんの手をとるフリをして、思いっきり引っ張った。






ドサッ・・






『んのヤロー・・・』




「さっきの仕返しだもんねー♪」




『ふーん。そんなことしちゃうんだー・・・』ニヤ




ヤバい。


悠くんの顔が悪魔に・・・




『後でたっぷりお仕置きしてやるよ♪』



こ、怖い・・・



目が笑ってないよ。


だけど・・・
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