【完】金髪クンの恋愛事情
「私のことっ…遊び…だったの…?」
「あたりめーだろ。おまえみたいな女、可愛いとも思わねーし、そもそも恋愛対象じゃねぇっつーの。」
黒澤君は遊びでも私は本気だった。
大好きだった、黒澤君が。
「っ、そんな無理だよ……私、黒澤君のこと忘れられないよ…っ…!」
もう好きっていうことも許されないってことでしょ?抱きつくことも一緒に登下校することも。
「や…だよ……意味わかんないよ…っ…」
私がそう言うと黒澤君はため息をついた。
「なにが不満なわけ?俺もう帰っていい?」
「え……ダメッ………」
ギュッと腕をつかめば嫌そうな顔をされる。