【完】金髪クンの恋愛事情
「な、な、な………っ…!」
意味わかんない。なんで藤堂君にこんなこと言われなきゃなんないの?
てか、なんで呼び捨てなのよ?
「あ、もしかしていつもと違う俺だから戸惑ってたりする?可愛いなぁ。」
クスクスと笑われる。
「俺はさ、花咲が黒澤になにを言われたのかは知らねぇ。黒澤の本心もわからないしな。
でもさ花咲は黒澤が大好きなんだろ?フラれても諦められないんだろ?
そんな泣き笑いの表情するくらいなんだから。」
泣き笑い……私そんな顔してたんだ…。
「てかさ、花咲弱すぎ。好きなら押してけよ。」
好きなら押す?
「そんなの無理だよ…そんなこと出来ない。」
私がそう言うと藤堂君に睨まれる。