【完】金髪クンの恋愛事情




「香織、久しぶりだな。」



「あら、修也。久しぶりね。」



香織って人はとても美人で私たちと同級生には見えないくらい大人っぽい。



「初めまして。伊藤 七海です。」



これは不安になるよね。優愛も可愛いけどこれはキャラが違うもん。


もし黒澤君が綺麗な人が好み、なんて言ったら傷つくよね。



「七海ちゃん?同級生よね。
私は早川 香織。よろしくね。」



ニコリと男子が一発で倒れそうな笑顔を向けられる。



「で、七海ちゃんと修也は何の用かしら。」



「黒澤君と優愛のことです。」



目を見てハッキリと言う。



「あら、あなた優愛ちゃんの友達?」



「親友です。」



キッと睨むと笑顔で返される。
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