【完】金髪クンの恋愛事情
「じゃぁ、どうすれば……」
「放課後になるまで待つしかねぇよ。修也もあの女も意図的に俺らを閉じ込めたな。」
閉じ込められてる…密室…2人きり…
「っ、」
ひゃぁ、なんか緊張してきたぁ…!
でもこれってチャンス?黒澤君と喋るチャンスだよね?
でもこういうときどうすればいいんだろ?
「……花咲、」
なに喋ろうか考えてると黒澤君が声をかけてくれる。
「は、はいっ!」
私が慌てて返事をすると黒澤君はクスリと笑った。
「慌てすぎ。少し落ち着いたら?」
ドキッーー
や、そんな笑顔見せないでよ……。