【完】金髪クンの恋愛事情
次の日、俺は先生に呼び出された。
「なんですか、俺早く部活行きたいんですけど。」
放課後の生徒指導室で先生と2人。
多分カンニングとかのやつだろ。
「黒澤、おまえさ、カンニングしただろ。中崎のテストを。」
「してないですよ。」
俺は先生が中崎から言われてるのを知ってるから強めに出る。
「てか、してるわけないじゃないですか。1位は自分の手で勝ち取ったから嬉しいんですよ。」
ニコリと笑ってそう言うと、
「あ、あぁ。そうだな…」
口ごもる先生。