【完】金髪クンの恋愛事情
放課後になり、よく行ってたカフェに行く。
「ね、なんで私に別れようって言ったの?」
席につくと早速その話題。
「は?なんでってなんとなく?」
「なんとなく…って酷い!最低っ!」
泣き始める香織。
いや、この場合だと泣いたフリをしてる香織。涙出てないし。
「サイテー!バカ!浮気者っ!」
大声で叫ぶ香織。
「ちょ、黙れよ。迷惑だろ。」
周りの人に注目されてるし。
すると香織は一瞬だけニヤリと笑った。
「じゃあ付き合ってよ。別れるなんて言わないで……っ!」
あーもうムカつく。
「あのな、俺は聞いてたの。おまえとクラスメイトの話を。」
真実を知ったことを全て話した。