【完】金髪クンの恋愛事情




ガチャとドアが開き出てきたのは、



「く、黒澤君?な、なんで!」



黒澤君だった。



「あ? おまえこそなんでいる。
学校はどうした。」



「早退してきた。」



私がそう言うと黒澤君はため息をついて私を家のなかに入れてくれた。




「はい、これジュース。」



「あ、ありがと…」




ゴクゴクとジュースを飲んでから黒澤君に聞く。



「ねぇ、なんでこの家にいるの?」



ここは真衣さんの家。
はっ、まさか真衣さんの彼氏……




「ん? あー、俺、ここの家のやつといとこなんだよ。」



へ…?いとこ?
いとこ……って、えぇっ!



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