【完】金髪クンの恋愛事情
「それまだ習ってませんよね。」
黒澤君の声が教室に響く。
「く、黒澤…、おまえは学校きてないから解けないかもしれないけど、」
「俺それ、解けますよ。」
そう言って黒澤君は黒板のまえに立ち、
問題を解きはじめた。
黒澤君は本当優しいよね。
あまり黒澤君のことよく言ってない子まで助けるんだもん。
「できました。」
しばらくしてそう言った黒澤君。
黒澤君の解答には初めて見る記号とかがたくさんあった。
先生は呆然としてから我に返り戸惑っていた。