【完】金髪クンの恋愛事情




次の日。



「七海ちゃん、おはよ!」



「あ、優愛、おはよ。」




挨拶をしてから他愛のない話をする私たち。



「ねー、七海ちゃん、そう言えば私の隣の人、ずっと来てないじゃん?なんでたろうね。」



私の隣の席の人は入学式からずっと来てないから会ったこともない。

どうしたんだろ?
せっかくの楽しい高校生活なのに…




「あー、そいつはね、学校には来てるらしいの。でも教室には入ってこないのよね。なんでかは知らないけど。」



「ふーん…って、七海ちゃん、どこでそんな情報を?」



七海ちゃんも入学して間もないはずだ。
なぜそんなにもの情報を知っているのか…



「あー、それは結構噂になってるからよ。てか、あんたが知らないのがおかしいの。」



「うー…」



でも会ってみたいな。
学校には来てるんだ?じゃあ会えるよね、いつか…。




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