【完】金髪クンの恋愛事情
図書室についた。
「で、黒澤君どうかしたの?」
私がそう言うと黒澤君はニコニコ笑いながら私に近づいてきた。
「花咲、バカだね。」
「は?なにが…?」
ジリジリ近づいてくる黒澤君。
それと同時に私はジリジリと後ずさっていた。
「ね、ねえ、黒澤君、
やっぱなんかおかしいよ!
黒澤君、なんか変だよ!」
私がそう言うと黒澤君は困ったように笑った。
「んー、それは決まってるじゃん。」
そして私が壁に追い詰められた時、
黒澤君はドンッと壁に手をおいた。
「好きな子には意地悪したくなるじゃん?」
「えっ、黒澤君、好きな人いるの⁉︎ 」
まさかの新事実。
意地悪されてる女の子……誰だろ?
そんなことを思ってると黒澤君はため息をついた。