【完】金髪クンの恋愛事情
「じゃあさ、その隈どうしたの?」
「へっ…?これ?」
うー、まさかその質問が来るとは思わなかったよ…
黒澤君のせいで眠れなかったんだけどな…
「それってさ、俺のせい?」
ニコニコ笑いながらそう聞いてくる黒沢君。
「そ、だよ…。
黒澤君が抱きしめたり、お、襲うとか言うからいけないんだよ。」
「ふーん、そっかぁ。
それは悪いことしちゃったね、ごめん。
でもさ、それだけ俺のこと考えてくれてたんでしょ?
すげぇ嬉しいんだけど。」
満面の笑みの黒澤君。
嬉しいんだ…だったら隈できてもよかったな。
心の片隅でこんなことを思ってる自分がいた。