【完】金髪クンの恋愛事情
私がのんきにそう思っていると、
「あっ、あれって…」
七海ちゃんが声をあげた。
「ど、どうしたの?」
「あいつよ、多分、あんたの隣の人って。」
七海ちゃんの指差す方をみる。
すると、そこには、
「えっ?」
なんと金髪クンがいた。
「おい、俺の席どこだよ。」
周りの男子に話しかける金髪クン。
そっか…金髪クンは入学式出てないからわかんないんだ……。
あと、話しかけられた男子、ビビってるよ…金髪クン、気づいてあげよ?
そしてビビリながら案内された席に金髪クンは向かう。
そして、
「あ、おまえ…」
見事に目があってしまった。