【完】金髪クンの恋愛事情
あー、そうだ、私の隣の席なんだっけ?
「おはようございます、金髪クン。」
私が話しかけると親友の七海ちゃんはもちろん周りの人も驚いてるようだった。
ま、私、普段は人見知りモード全開だし、まさか金髪の明らかに不良クンに話しかけるとは思わなかったんだろうな。
私も1つ不思議なことがある。
それは、金髪クンにまったく人見知りしなかったってこと。
初対面で男子、さらには不良ときたら、
人見知りモードが発動するはずなのにそれがまったくなかった。
…なんでだろ?
「あー、おはよう。
てか、おまえ適応能力高いな?」
「そんなことないです。」