【完】金髪クンの恋愛事情
「ーーひゃあっ!」
…また変な声をだしちゃった。
黒沢君はクスクス笑ってるし、
恥ずかしいっ……!
「優愛ちゃん?キミものすごく耳弱いよね?声大きかったよ?」
「ちがっ!今のは思わず出ちゃったっていうか…ガマンできなかったっていうか…」
必死に否定してると、
「それを弱いっていうんだよ。」
あっさり言われてしまった。
「そうだね、ここで花咲をイジメてあげてもいいけど…やっぱ、今度2人きりのときにイジメてあげるよ。
ここだと恥ずかしいもんね?」
ニヤリと笑いながらそう言う黒沢君はドSだと思う。
「じゃあ、また明日の朝迎えに行くから。待っててね?耳弱い優愛ちゃん。」
「…っ、う、うんバイバイ。
また明日ねっ!」
私はそう言って超特急で家に入った。