Secret
プロローグ

記憶


「結城ちゃーん・・・あーそーぼ(笑)」

「あらあら・・・結城お隣の王子様たちが迎えに来たわよ??(笑)」
「ママー・・・お隣行ってきていい??」
「いいわよ?(笑)お行儀よくするのよ??」
「はぁい・・・(笑)」

隣のうちはお金持ちの大きな家・・・。お兄ちゃんが二人・・・。

夏休みには・・・親戚の男の子も遊びに来てて・・・毎日お隣の家の庭で遊んだ・・・。

「ね、結城ちゃんは将来何になりたい?」
「んー・・・ママと同じお料理の先生になりたい・・。」
「あー、じゃあ僕と結婚してお料理作って??」
「違うよ、僕と結婚するんだよね??(笑)」


毎日・・・楽しかったのに・・・・

その夏・・・

家族で軽井沢に行った帰り・・・

事故が起きた・・・。

私は・・・一人生き残り・・・・でも・・・家族が一気に居なくなって・・・

ショックが大きく・・・。

家族以外の記憶が無くなった・・・。


「結城ちゃん、僕のことわかる?」

・・・・

「じゃあ・・僕は?僕のことはわかるよね??」

二人が不安そうに聞いてきたけど・・・・分からなかった・・・。

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