メッセージのかけら
奏人side
「かーーなーーと!」
そー言って話しかけてきたのは、真田玲。
中学から部活も一緒で、高校でも一緒になった。
いじりがいはあるが、根は優しいやつだと思う。
振り向くと、そこには満面の笑みを浮かべた玲がいた。
「なんだよ、きもちわるいな…。」
「きもちわるいとか、ひど!
それよりね、うちのクラスにすっごい可愛い子いるんだけど、バスケ部のマネージャーとか入ってくれねえかなぁ。」
玲はそー言ったが、このクラスにそんな可愛いというほどの子がいるとは、思えなかった。
「どの子だよ。」
そうきくと、待ってましたと言わんばかりに1番はしの列の1番後ろのこを指さした。
ちょっと茶色がかかったセミロングの髪。
身長はそんなに高くなく、見るからに大人しそうな子だった。
目はくりんとしていて、玲が可愛いというのも分からなくもなかった。
「どう?かわいいでしょ?」
と目をかがやかせながら、聞いてくる玲。
「ん、まぁまぁ。」
と適当な返事を返して、俺は席についた。
「かーーなーーと!」
そー言って話しかけてきたのは、真田玲。
中学から部活も一緒で、高校でも一緒になった。
いじりがいはあるが、根は優しいやつだと思う。
振り向くと、そこには満面の笑みを浮かべた玲がいた。
「なんだよ、きもちわるいな…。」
「きもちわるいとか、ひど!
それよりね、うちのクラスにすっごい可愛い子いるんだけど、バスケ部のマネージャーとか入ってくれねえかなぁ。」
玲はそー言ったが、このクラスにそんな可愛いというほどの子がいるとは、思えなかった。
「どの子だよ。」
そうきくと、待ってましたと言わんばかりに1番はしの列の1番後ろのこを指さした。
ちょっと茶色がかかったセミロングの髪。
身長はそんなに高くなく、見るからに大人しそうな子だった。
目はくりんとしていて、玲が可愛いというのも分からなくもなかった。
「どう?かわいいでしょ?」
と目をかがやかせながら、聞いてくる玲。
「ん、まぁまぁ。」
と適当な返事を返して、俺は席についた。