続*傘から始まる恋
そろそろ時間だ!!!
「行ってきまーす!!」
今日もお気に入りのオレンジの傘を持って。
――――――
あっ!!優ちゃん待ってる。
「優ちゃん~♪」
優ちゃんはパッとこっちを見て、
「おせ―よ。ばぁか。」って笑ってくる。
「ほら、傘しまえよ。」
「…うん。////」
私は傘を閉じた。
そして優ちゃんの傘の中に入る。
2人ぴったり寄り添って。
真っ赤な顔で、照れながら。
そぅ。雨の日は特別。
だから相合い傘で学校に行く。
優ちゃんが言い始めたんだ。
「前は付き合ってなかったから、恥ずかしくて無理だったけど…
今は俺の彼女だって見せびらかしたいから。」
…だって。
私が恥ずかしいよ。
ドキドキして何したらいいかわからない…
「美帆っ」
「へ!?」
いきなり優ちゃんに呼ばれたからびっくりして、顔をあげると…
私の目の前に優ちゃんの顔…
キスしてる。