キミスキ。*くまのぬいぐるみ*
それから3カ月ほど経った11月のことだった。
《誕生日おめでと!》
私と晃はまだ仲良くしていた。
そしてこの日は私の誕生日。
形あるものがほしいと思った私は、晃に誕生日プレゼントを求めていた。
そして私達は、あの時の公園で会った。
目の前にいる彼はやっぱり愛おしくて、「好き」を改めて実感した。
私の前に来ると、一つの袋を差し出した。
「開けてもいい?」
そう聞くと、晃はコクリと頷いた。