キミスキ。*くまのぬいぐるみ*

冷静に分析しながらも、心の中は鉛のように重くなっていた。



まんまと騙されて...




ばかみたい――...。














「何時に帰る?」

隣にいた愛に聞かれて、ふと我に返る。

「あっ、どーしよ。まだ大丈夫だけど、あゆん家が迷惑じゃない時までで」

本当のところ、今は一人になりたくなかった。









一人になったら...。


泣いてしまいそうだ。
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