AM1:30
隣の席の柊クン
あんなことがあって気まずかったものの、翌日の先生はいつもと何ら変わりなかった。
いつもと同じで髪は「スペシャル」に盛られていたし、うざ苦しいのも普段と変わらない。
だから私も忘れることにした。
結局5日間きっちり雑用を手伝わされて、ついでに保健室の大掃除までさせられた。
ただ一つ変わったこと。
それは私を名前で呼ぶようになったこと。それだけ。
「今日でよみとのマンツーマン授業も終わりか。寂しいか?」
「授業って…雑用しただけじゃん…」
「そんなに寂しいか。俺も寂しいぞ!」
大袈裟に眉を下げても可愛くない。
「んじゃ、帰ります。先生さようならー。」
鞄を持って扉を開けた時、先生が耳元で囁いた。
「授業サボりたくなったらまたこいよ。忘れんな。俺はお前を守ってやる。」
帰り道、1人で電車に揺られながら
言葉にできない安心感が私を包んでいた。
いつもと同じで髪は「スペシャル」に盛られていたし、うざ苦しいのも普段と変わらない。
だから私も忘れることにした。
結局5日間きっちり雑用を手伝わされて、ついでに保健室の大掃除までさせられた。
ただ一つ変わったこと。
それは私を名前で呼ぶようになったこと。それだけ。
「今日でよみとのマンツーマン授業も終わりか。寂しいか?」
「授業って…雑用しただけじゃん…」
「そんなに寂しいか。俺も寂しいぞ!」
大袈裟に眉を下げても可愛くない。
「んじゃ、帰ります。先生さようならー。」
鞄を持って扉を開けた時、先生が耳元で囁いた。
「授業サボりたくなったらまたこいよ。忘れんな。俺はお前を守ってやる。」
帰り道、1人で電車に揺られながら
言葉にできない安心感が私を包んでいた。