AM1:30
休みが明けた月曜日。


教室はザワザワ朝から騒がしかった。



久しぶりに見るクラスメイトはみんな日焼けしたように思う。



「よみ!お土産買ってきたよー!」

さやかは大きな紙袋をくれた。中にはお菓子やストラップ、ぬいぐるみなんかが沢山入っている。


「こんなにいいの?」

「当然でしょ!でもやっぱりよみと一緒に行きたかったよー!」


抱きついてきたさやかにありがとうと笑った。





私が修学旅行に行かないということは、当日になるまでみんな知らなかったらしい。


体調不良とされていたようで、話したことのないようなクラスメイトにまで心配された。


「大丈夫?修学旅行来れないような病気だったの?」

「もう治った?」

どんな大病だと思われていたのか、やたら心配されて私も曖昧に笑うしかない。

熱が出たんだと適当な理由を述べる私の傍で、さやかは何も言わなかった。





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