AM1:30
保健の先生
「よーみー!おはよー!昨日はごめんねっ!」

翌朝の教室。

扉を開けた途端に飛びついてきたさやかは朝から元気だ。


「あれ?怪我したの?」

額の絆創膏は前髪じゃ隠せなかったらしい。さっそく気づかれた。

「うん、寝ぼけて階段踏み外しちゃった。」

「よみってさ、結構ドジっ子だよね。大丈夫?」

呆れ顔のさやかに大丈夫と答える。


友だちに平気で嘘をつく私はきっと最低だ。

もし私が他人だったとしたら、自分みたいな人間とは絶対に友だちになりたくない。








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