あなたの魂もらいに行きます。
1章~とつぜん~
「キキーッ」
人々がクリスマスという日を楽しんでいたときそれは起こった。
「きゃー!」「だれか!救急車!」
「急げ!間に合わなくなるぞ!」
…あたりがなんか騒がしいな。…
ひとりの少年がふと思い、目をあけ辺りを見回した。
すると、たくさんの人々がある一点を見つめていた。
少年がそこをよく見ると
「…えっ俺?」
少年が見た先には道路の真ん中に倒れている自分がいた。それも血だらけで。
「トラックに轢かれたらしいわよ…。」
「まだ若いのに可哀想だわ…。」
「救急車まだかよ…!」
と、周りから聞こえた。
「おいおい…どーゆうことだよ…。」
少年が目の前の出来事に混乱している時、
『おやおや。またひとり。』
後ろから聞いたこともない特徴のある声が聞こえた。