あなたの魂もらいに行きます。
まさかと思い、少年が下を見ると、なんとあの事故現場の真上に浮いていたのだ。
「なっ…なんで浮いてんの!?ってかなんで俺の目の前に死神がいんの!?」
少年は動揺を隠しきれなかった。
『そりゃぁもちろん、あなたが死んだからですよ。トラックに轢かれて。高城渚くん。』
死神はニコニコしながら言った。
…えっ俺が死んだ…?
…ってかその前に
「なんでお前俺の名前知ってんだよ!!」
死神はびっくりしながら
『えっそこ!?…おっふぉん。えー死神はその死者についてすべてのことを資料としてこの1冊の本にまとめたものを持っているのです。』
と応えた。
すると
「プライバシーの侵害だろ!それ!」
渚は死神が持っている1冊の本を指さした。
死神は逆ギレし
『どーせ死んでるんですからもういいじゃないですか!日記みたいなものですよ!君の恥ずかしい誰にも言われたくないこともすべて書いてあるのです。言ってみましょうか?』
何故かどや顔しながら応えた。