南くんの秘密。
お母さんから例のお菓子の作り方を教わって、誕生日に告白しようとしていた矢先…
この恋に答えを出そうと思って、誕生日という最大のチャンスを使おうと思っていたのに…
でもこの様子だったら100%撃沈だ。
だって、南君には心に寄せる相手が出来てしまったんだから。
今度はお母さんが理由じゃなくて、れっきとした想い人が居るという理由で。
「正直に話してみたら?」
「それは出来ないよ…」
だってわざわざ嫌われる道は選びたくない。
出来ればこのまま――…