南くんの秘密。
しかも長いこと…なんて、家族で行かない意味が分からない。
「なんかね、結構僻地らしいよ?」
「へ、僻地?」
それは一言に海外といってもアメリカやヨーロッパのように華々しい地ではないことが分かった。
多分治安の悪い、女、子供が行くような所ではないのかもしれない。
「そう。だからついて行くにも抵抗があったみたいよ。それで泣く泣くお父さんは単身赴任ってわけ」
「そうなんだ~って、それも聞いてないよ!!」
美帆はまだまだ南君の情報を隠し持ってたんじゃないの!
お母さんのことにしろ、お父さんのことにしろ。
「だって、これも本人に関係してないしぃ~」