南くんの秘密。
新たな計画
『あーんたぁー!なんてことしてくれちゃったのよ!!』
…家に帰り、早速今日の出来事を美帆に電話で報告した。
うきうき声で喋り出したあたしの話を、そりゃあ驚きながらも喜んで聞いてくれてた。
制服を着て行ったから声を掛けてもらえたって伝えたら…
――凄く声が弾んでた。
家に誘われたことを伝えたら…
――かなり発狂してた。
名前を偽ってしまったことを伝えたら…
……ここでさっきの言葉……
『あんたね。何の為に今までアピールしてきたか分かってる??』
「分かってる」
『分かってなぁぁぁいっっっっ!!!』