南くんの秘密。



だから1番のレジだけは避けて…そう思いながら


「あっちの方が空いてるよ」


と、わざと遠いレジに並ぶようにママに声を掛けた。


このタイムセールの為にかなり店内は激込み。

よって、レジもかなりの列をなしていた。


南君のお母さんに会わなければいいや…

なんてのんきなことを考えながら迎えた自分の番。



「…え」


あたしは目を疑った。


「ヘルプ入りまーす」


その声で、レジのおばさんの横に立ったのは南君のお母さんだったのだ。




< 97 / 173 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop