ナイト!
***




「んっ…」


目がさめると外は真っ暗になっていた。


時間を確認して、南雲くんの言葉に甘えシャワールームを使わせてもらう。


寝汗もかいちゃったから、気分はすっきり。



バスタオルを体に巻きつけ、シャワールームを出る。




ーーーーあ、



「あ、いた」



扉を閉めた瞬間、お互いに顔を見合わせた。




「きゃっ!」

「危なっ…」



バタンと、倒れる。



とっさに相手を殴ろうと腕がでてしまい、しかもそれを交わされ、バランスを崩してしまう。



「どっ…なっ…!?」



どうして南雲くんがいるのよ!?

いや、ここ南雲くんの部屋だけれども!!


この状況はダメでしょう!?



奇しくも少女漫画にありがちな、押し倒される格好になってしまった。



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