ナイト!
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鳴り響くファンファーレ。
ついに、紫苑学院の文化祭が始まった。
制服には生徒会の腕章をつけて準備万端。
「やれることはやってきた。あとは彼らの暴走を止めるだけだ」
この文化祭を開催するにあたり、超マンモス校であるこの学校には生徒の安全を守るため、警備員を配置している。
そしてあたし達生徒会、そして文化祭の実行委員、クラスの学級委員は校内の見回り。
特に生徒会は、一番の問題でもある、ナイトの暴走を止めるという重大な任務が課せられている。
生徒会室には茅野くんが待機し、連絡を取り合いながら、騒動を起こさないようにするのが、あたし達の仕事。
「会長から一言」
「はい。生徒みんなが楽しみにしていた文化祭です。無事に終わらせましょう」
さて、仕事しますか!