ナイト!
へぇ、マサが。
あの凛ちゃんに。
「つか、なんで俺が…」
ぶつぶつ言いながらも、しつこく否定はしないんだな。
「青春じゃのお〜〜」
理事長はとにかく嬉しそう。
「でもマサは女の子の扱いに慣れてないから、心配だな…」
「だな」
「じゃの」
順平も仁も理事長も、話のネタができたみたいでニヤニヤしてる。
こりゃ、マサはこれが弄られまくるぞ。
「茅野、いいのか?お前らの会長がマサに奪われるぞ」
「…俺らよりも、もっと大事なやついるだろ」
そういって俺は近くにいる副会長の茅野に肩組をすると、思わぬ反応が返ってきた。
大事なやつ…?
「一体誰のこと…」
「理事長、このあとの予定ですが、」
茅野は理事長と話し出したから続きは聞けなかった。
なんなんだ、あいつ…?