ナイト!
笑え、笑うんだ。
そういう気持ちだけだった。
「お、おう…」
マサがあたしの気持ちを読み取ったのか否かはわかんないけど、納得してくれたみたいだ。
「ささっ、ここ閉めるからから早く出よ」
「ちょ、」
半ば強引にマサを生徒会室から押し出し、鍵を閉める。
もう帰るつもりだったし、早く帰って仕事しないとだし、あたしにはまだやることがたくさんあるんだから。
「暗いし、家まで送る」
「ううん、それはいいよ」
「けど、」
《2-A 堀本将海くん、いますかー?いたらステージまでお願いしま〜す》
ちょうどいいタイミングで、マサのお呼び出し。
いま後夜祭で行われてる告白タイムのお呼び出しか。
「行かないの?」
「行くわけねーだろ」
「なんで?」
「んなの、興味ねぇからだよ」