ナイト!
***






「なぁ、暇じゃね?」




パソコンでアニメサイトを見ていたら、ベッドに横たわるマサが声かけてきた。



「僕は暇じゃない」

「どうせオタクなことだろ」

「どうせとは言わないで欲しいな」



まあ、マサほどではないけれど僕も暇だとは思ってる。



他の奴らも、それぞれ自分がやりたいことやってる。

結衣は難しそうな本読んでるし、仁は身体のストレッチ、吹雪はスマホ。



「吹雪ぃ〜」

「なーに。いま、女の子達の相手してるんだけど」

「んなの後でいーだろ。…仁っ!」

「はいはい…」

「結衣は?」

「行かないって言っても聞かないだろう?」

「さすが物分かりが早い」

「飽きたら戻るからな」

「いーぜ」



結局、マサのわがままに付き合うことになってしまった。




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