ナイト!



冗談の通じない結衣はさておき、これからどうしようかな。



「なぁ、腹減ったんだけど」

「さっき食べたばっかりじゃん」




晩御飯、というよりもディナーに近い豪華な料理だった。

しかも結衣が動きたくないからといって、部屋まで持って来てもらうという大サービスに加えてのもの。



「やっぱさ、なんつーか、ちょこちょこ出てくるから、腹にたまらねぇんだよな」

「それ言ったら失礼だよ。ただでさえ僕達のはコースメニューの豪華なやつだったわけだし」

「わかってるっつーの。早く理事長のとこ行こうぜ」

「結衣、理事長はどこの部屋かわかる?」

「上の階だと思う。ばあちゃんのツレ達に確認してみるから、待ってろ」




理事長の部屋を案内してくれる結衣についていく。





< 221 / 574 >

この作品をシェア

pagetop