ナイト!
ーーー…
「ふぅ…」
無事に仕事を終え、部屋で一息つく。
この先のことはお姉ちゃんがやるべき仕事であり、あたしの管轄外だ。
「今日は少し、お疲れのご様子ですね」
「途中で彼らに遭遇するとは思わなかったんだもん。あれで一気に疲れた」
正体がバレてはならないわけではないけれど、バレたら今のままではいけなくなる。
だからこそ、彼らに遭遇したくはない。
「明日は1日フリーですので、ゆっくりと羽を伸ばしてみたらどうですか?」
「そうね…うん…。その前に寝かせて…」
「おやすみなさいませ、凛お嬢様」
久しぶりに疲れた一日だった。