ナイト!




吹雪くんに呼ばれた方へ行くと、さすがにイケメン集団だけあって、他の女の子がいたら悲鳴もの。



「理事長からもらったやつ、着ねえのかよ」

「着ないわよ!」


ニヤニヤと見てくるマサにもう反論。

あんなの、誰が着るものですか!



「凛ちゃんなら、似合うだろうに」

「あたし、そんなにスタイル良くないからね…」



吹雪くんはスタイルもいいし、女の子みたいに色白だから、羨ましい限りだ。



「それよりも、泳ぎいこーぜ!」

「マサ一人で泳いでこいよ…」

「何言ってんだよ吹雪。仁も泳ぐよな?」

「負けたやつ、あとでジュース奢るなら」

「絶対負けねぇ!!」



ジュースのためだけに頑張るって、子供っぽいなぁと思いつつ、三人が飛び込み台に立つのを見届ける。



「行くぞーー!!」



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