ナイト!
「え、えぇ!?なんでここにいるの!?」
「理事長さんとティータイム」
「そうじゃなくて!」
「元気よのぉ。会長も飲むか?」
「いいです!!」
昼休みに理事長からお呼出がきて、理事長室に出向いたら、なぜかそこにはお姉ちゃんがいた。
「お姉ちゃん!どういうこと!?」
「理事長さんに用があるついでに、あんたにも会いにきたのよ」
「電話してよ!」
「したけど、いなかったじゃん。かけ直すの面倒だから驚かそうと思って」
「もうビックリだよ!」
だって突然なんだもん。
前触れもなく、それこそ坂口さんに言っておいてくれればいいだけのことだったのに。
「あたしも紫苑に来ればよかったなぁ〜」
「おお、それは残念じゃったの…」
「ですよねー」
なんか完全に、理事長と意気投合してるんだけど。