ナイト!



「そういや、なんで吹雪くんとは知り合ったの。お姉ちゃん基本的に年下には手を出さないよね?」

「言い方悪いわよ」

「ごめん」

「…まあ、吹雪と会ったのは仕事絡みだったんだけど」

「仕事…」

「セラホテルの中に、ホストクラブみたいな施設も作ろうかなと思って、それならまず現場で実際のホストに合わないとと思ったのよ」

「でもお姉ちゃん未成年じゃん…」

「未成年でもなんでも、仕事だから仕方ないじゃない。それに実際にお店というよりも、ホストクラブの営業者に合っただけだし」

「………」

「それでNo.1ホストクラブといったら有名なお店に行って、そこで会ったのが吹雪」

「そういや、吹雪くんのお父さんはホストクラブの…」

「そう、吹雪の父親は夜の帝王。しかもホストクラブのオーナー。吹雪はまたまた父親に用があって鉢合わせただけ」



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