ナイト!




「というか、凛ちゃん、もう授業はいいの?あ、勝手に凛ちゃんと呼ばせてもらうね」

「へ?」

「今からでたら、次の時間には間に合うよ」

「あっ、ああ!!」



そうだった!

あたし迷子になったから連れられてきたんだった!



「し、失礼しましたっ!」

「迷子にならないでね〜」

「今度お茶しましょ!」

「授業とかつまらねぇもん出るとか信じらんね…」

「早く、行け」




さ、最後の葉山くんの言葉にグサってきたけど、めげない。



あの人たちは初対面の相手にもグサグサと言えるような人たち!



あの人たちのこと、茅野くん…は、無理か。


みずちんにでも聞いてみよ。



それよりやっぱ、校舎広すぎっ!




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