ナイト!
あたしが普通の高校生と違うせいで、放課後遊ぶということができない。
その一方で学校で二人きりになることも、お互いの性格からしてない。
なおかつ学校にいれば、冷やかしでナイトの他の四人が黙っていない。
うちのホテルに行けば、すぐ口を突っ込む坂口さんがいる。
だからこそ、二人きりで静かにいられるのは、この時間だけなのだ。
これでいいのかと言われたら、
あたしはこれで十分だと答えられる。
だって、この時間こそ
あたしが求めていた、自由な時間の一つなのだから。