ナイト!
「うっせ」
「マ…」
「あいつが顔で女を選ぶようだったら、一発殴るからな、止めんなよ」
「…………」
マサだって結衣がそういうことする奴じゃないってわかってるのに。
凛ちゃんの事を忘れたくなくても、結衣と付き合った事で余計俺らとの距離が近く。
それがマサが凛ちゃんを諦められなくする。
「マサは、凛ちゃんの味方だね〜」
「うっせ」
ほんと、素直じゃない奴。
少なくとも文化祭のときにマサがちゃんと告白してたら、状況は変わってただろうに。
「一旦、順平達と合流しようか」
「だな、あいつら今どこ?」
「別の棟回ってるらしい」
結衣はいまどこにいるんだろう。