ナイト!
本当はまだ入院しておかなきゃいけないんだけど、あたしが無理言って退院させてもらった。
でもさすがにまだ絶対安静にしておかなきゃいけなくて、父さんに結衣の家に住むこと伝えたら、東雲家の専属医療班がすぐ近くにいるという条件でなら許可が出た。
結衣のマンションはまだ使われていない階とかもあるらしくすんなり受け入れられる体制できていた。
ご飯も専属シェフがいるから、病院食出せるし。
あと護衛の数が増えたくらい。
あたしが一方的に結衣の家に住みたいと言って、東雲からはいくつか条件があったにせよ、すんなり受け入れられたのは、結衣や南雲のおかげかな…。
「じゃあ、明日また来ますから…」
そう言って渋々と帰っていく坂口さん。
まあ、坂口さんにも今回はたくさん迷惑かけたし、特に責めないでおこう。